第2章 聖騎士の剣
簡単に身なりを整え、一階まで降りると…
エリザベス
「イヴェレット様!おはようございます」
ホーク
「寝すぎだろオメー、目ぇ溶けてんじゃねえか?」
既にエリザベス王女とホークは、朝食を済ませた後のようだった。
イヴェレット
「おはよう、王女様にホーク団長」
メリオダス
「ったく、メシはお前に任せた筈だったんだがなー」
イヴェレット
「朝食はメリオダスが作ったのか…私は要らないからね」
メリオダス
「おいおい、そりゃどういう意味だ?」
メリオダスの作る飯は不味いって意味さ。
ホーク
「それより、イヴェレットよォ」
イヴェレット
「何だい、ホーク団長?」
ホーク
「お前が吸血鬼ってマジなのか?」
イヴェレット
「ああ、マジだよ」
私は、ホークの前にしゃがみ込み、口を開いて見せた。
口内に生えている、獣より鋭い牙を。