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明るみの花【文豪ストレイドッグス】

第2章 黒の時代(序章)


ーーーー二年後

私たちは17歳になっていた。
相変わらず実年齢と見た目が合わないが
この二年間、漂泊者をあまり使わなかったせいか
だいぶ成長した。
でも、まだ首領からドレスだったりが送られてくる。
……もちろん着ないが。

太宰治こと、治ちゃんと一緒に組んで戦術や立ち回りを学んでいた葉月は
たぶん首領や治ちゃんに次いで頭の回転が良いだろう。
私と違って髪が胸の高さまであり
私はというと
肩のところでバッサリだ。

私は中原中也に体術と、異能力を用いた戦闘を学んだ。
体術だけなら中也以外になら勝てる!……と思っている。
もちろん、功績もそこそこ。
マフィアとしての功績だが、いまの私には誇らしい限りだ。

明日からはペアが変わる。
私は治ちゃんと。
葉月は中也と組む。

先日、治ちゃんが幹部に昇進したのだ。
忙しくなる治ちゃんに変わって
中也の手綱を握ることになったのが葉月だった。
私は治ちゃんの戦力面の補助を行う。

と、云うのが首領の考えだ。
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