第10章 番外編
「ハァハァ……」
暗い夜道
街灯に照らし出される1人の影。
は帰路を急いだ。
なにかに見られている…
そう思い振り返るも夜道は暗くなにも見えず不安だけが襲った。
パンプスのヒールが傷もうとも小走りを止めずにマンションに急ぎ
もうその角を曲がれば…。
マンションのエントランスに到着した途端
安心し止まり息を切らしながら両手で膝を押さえた。
「ハァハァ…つい………た…」
冷や汗で体が寒さにおおわれる。
「?」
不意に声をかけられバッと後ろを振り向くと安室がいて驚きよりも安堵がの心を覆った
「れ……安室さん…」
心底怖かったのか零と呼ぶのを必死で抑え
安室もの異変に気づいたのか近寄りそっと抱き締めた。
「大丈夫ですか?汗だくになって…」
汗を大して気にもせず安室は
心臓の音を聞くと安心する
と聞いたことのある事を考えていて
自然とその角度でを抱き締めた
とくんとくん…
は目を閉じ音を聞いていた。