第9章 ネモフィラ
「昴のにーちゃーーん!」
「昴お兄さーん」
元太と歩美の声に3人はハッとし
コナンはため息をつきは目を輝かせて玄関の方に走った
「元太くん歩美ちゃん光彦くん!!
あ!哀ちゃん」
3人の後ろをついてきた哀ちゃんに
コナンに灰原が倒れる所を見ていたと先程聞いていて心配かけてしまったかなと思ったが明るく振舞った。
「あ。さんだ!!」
「どうしてここにいるんだ!?」
3人がぱたぱたっとに近づいてみんなで居間に向かった。
「いらっしゃい」
沖矢もあたたかく迎え
コナンはあきれたように「おめーらなぁ」と輪に入っていった。
「さん遊ぼう!」と言う誘いにのり3人とは出ていこうとするがふと考えて
「哀ちゃん一緒に行こう?」
と手を伸ばした。
子供たち3人もはやくはやくと急かし哀は恐る恐る恥ずかしそうに手を取って外に出ていった。
コナンは出ていった方向を見ながら口を開いた。
「昴さんもうひとつの約束って?」
「それは知る必要のないこと…ですよ。コナン君」
「そっか…」
コナンは気にした様子もなく会話を終えた。
沖矢はと子供たちが出ていった方を見つめて声には出さずに「明美」とつぶやいた