第8章 ハマナス
どさっ
ベッドに倒れ込む。
本当にいろいろあった日。
ふわふわしたままはぼーっとスマホのディスプレイを見ていた。
安室になにか送りたい
そう思い取り出したものの手が進まなかった。
どこから間違ったのだろう…。
これは間違いなのだろうか。
そう思いながら眠りに落ちていった。
カランッ
グラスの氷が鳴る
が部屋を出ていった後も赤井は酒を飲んでいた。
片手には携帯。
画面には宮野明美の最期のメールが開かれていた。
私との繋がりがなくなっても…
とはまた必ず繋がる……。
そう言っていたことを思い出していた。
「言った通りになった…な。」
どういう意図だったのか。今ではわからないがなにかあるのだろう
喉をならしバーボンを飲み干した。