第3章 紫蘭
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プライベート
「裕也さん!お疲れ様です。」
いつもの行きつけのBARにと鉢合わせる。
これが初めてではないものの降谷との知り合いと知り少し焦りを感じてしまう。
「お疲れ様です。ここで出会うのは久しぶりですね…降谷さんは?」
「私も仕事終わりなので連絡してませんよー。あ。バーボンソーダ割りお願いします!」
オーダーした後スマホが鳴った。
「もしもし。え?どこ…○○のBARですよ。はーい」
電話を切り苦笑する
「ここに来るみたいです」
カランカラン。
「みたいです。じゃないでしょう…。って風見まで」
いきなり登場の降谷。
「お疲れ様です。降谷さん」
風見がスーツを正しペコッと頭を下げた
「裕也さんとよく鉢合わせるんですよー。」
バーボンを飲み少しほろ酔いの状態で返事をする
「ったく貴女は。
マスターバーボンロックお願いします」
呆れてのおでこにデコピンした
あ、いたっ!っと痛がるを放置して隣に座る。
を真ん中に風見と降谷が座り笑いあい3人グラスを軽くぶつけ合った。
「乾杯っ…。」
ささやかな仕事終わりの事。
赤いゼラニウム
君ありて幸福
風見
貴方が幸せだと私たちは願いたい
降谷
この時間がこんなにも幸福とは。
こうして笑い合える日が続くように。
「?裕也と名前呼びは関心できませんねぇ」
「え。あ、バレた。ごめんなさいいいぃぃ」