第1章 ◎ 飲みすぎ禁物。 【摂津万里】
『ん・・・』
突然目が覚め、身体をムクリと起こした。
けど、あたりは真っ暗で何もわからない。
まだ体はだるいし酔ってるみたい。
とりあえず電気をつけようと電気のスイッチを押しに行こうとするとなにかに足が引っかかり転んでしまった。
「ってー・・・」
『・・・ん?だぁれ・・・?』
「あ、監督ちゃん起きたんだ
はよ」
『・・・んーと、万里くんか〜おはよ〜』
電気のスイッチをつけるとそこには床に寝そべっている万里くん。横には毛布が置いてあった。私が寝ていたソファにも毛布が置いてあった。誰かがかけてくれたのかな。
「ふぁぁ・・・っ、てか俺も寝てたわ
至さん明日仕事だからって先抜けて俺一人でやってたら寝おちてたんだな」
『・・・んー・・・お腹空いたなぁ・・・』
「監督ちゃん、もしかしてまだ酔ってんのか?」
『ん〜、わかんな〜い』
「酔ってんな。
臣が飯ラップして冷蔵庫に入れてたからそれ食えば?」
『・・・いただく〜』
冷蔵庫を開けてラップがかけてあるお皿を取り出した。
『はわぁ〜!!カレーうどん!!』