• テキストサイズ

【マギ】僕の猫、撫でてみる?

第9章 私の一人旅


 
 

ザザァーン…



青くて綺麗な海が、優しく波の音を響かせる。
穏やかすぎて、不安も苦悩も、何もかも忘れてしまいそうになる。

でも。

ルナは違った。






『…紅覇、大丈夫かな…。』



海沿いを歩きながら、船乗り場に向かうルナ。

宮廷を出て、早くも2時間が経った。


紅玉に、出かけてくると知らせ…
覚えた宮廷内の道を歩き、門をくぐって出た。


その理由は…

















「ルナちゃん、」

『ん?なぁに、おじさん』
「そろそろ準備、できそうだよ」
『ほんとっ?』
「ああ」


にこやかに、親指を突き立てるおじさん。
そして…

「でも、本当にいいの?ルナちゃん。
 私たちなんかの船で」

『うん!乗せてってくれるだけで、嬉しいよ』


綺麗な、お姉さんとも言えるおばさん。
二人は、私の "目的地" まで乗せて行ってくれる、優しい30代前半の夫婦。




「えーっと、ルナちゃんの目的地って…

































 シンドリアでいいんだよな?」


 
/ 147ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp