第4章 僕の…猫がっ…
~紅玉side~
気持ちよく朝を迎えた私は、
寝室で夏黄文と一緒にお茶をのんでいた。
「…いい朝だわぁ。」
小鳥がさえずり、キレイな青空には真っ白な雲が浮かんでいる。
今日は、とても良いことがありそう…。
そう思った紅玉は微笑み、茶碗へと口をつける。
その直後のことだった。
きゃああああああああ゙あ゙あ゙あ゙あ゙~っ!!!!!!!!!!!!!!
「「っ!?」」
夏黄文と2人で、ビクリと肩を揺らす。
危うく、手に持っている茶碗を落としそうになったが、何とか落とさずに済んだ。
「…な、なに?今の…っ」
「わ、わかりません…」
「紅覇お兄様のお部屋のほうからだわぁきっと…」
「行ってみましょう」
「ええ」
私はすぐに立ち上がり、夏黄文と部屋をでた。
そして、急いで紅覇お兄様のお部屋のほうへと向かう。