第4章 僕の…猫がっ…
「うっわああああああっ!!!!!!!!???」
あまりにも驚きすぎて、思わず布団から飛び出してしまった。
部屋の壁にドンッ!と背中がぶつかり、紅覇はベッドを見ながら目を見開く。
「はぁっ、はぁっ、はぁ…」
ま、待って?
いったん落ち着こうねぇ。
「はぁー……っ」
ぼ、僕…なに、した…?
いやいや、何もしてない!
"何かをした"という覚えがないっ…!
まったくない!
それじゃあ、"これ"は何っ??
これはなにっ!!!!???
「僕はなにもっ…なに、も…」
ベッドの中には、気持ちよさそうに眠る
"少女"がいた。
肩より少し長い白い髪に…
薄いピンク色の唇…。
そして、何よりも驚いたのが────
彼女が "裸" だったことだ。
"はだか" だったことだ。
"ハダカ" ダッタコトダ。