• テキストサイズ

【マギ】僕の猫、撫でてみる?

第9章 私の一人旅


 
 

───数時間後。


波に揺られながら談話していると、いつの間にかシンドリアが見えていた。

国の輝かさに、ルナは思わず歓声をあげた。


『わぁ~っ!すごい、キレイッ!!』


「今日は天気がいいなぁ。」
「そうねぇ。」


海がキラキラと輝き…そして、賑やかな町並み。
まだ遠いものの、人々が幸せそうな…平和そうな雰囲気を醸し出しているのがわかる。

『~…』


…こんな景色、紅覇にも見せてあげたいなぁ…。

きっと、紅覇も気に入るはずだ。
ルナの目を見つめて、柔らかく…優しく微笑んで…

『…綺麗だね、って……』


言ってくれる……



















「ルナちゃん?」

『…っへ?』
「大丈夫かい?もしかして、船に酔ったか?」
『あっ、ううん!何でもないよっ!!』

心配そうに見つめてくる二人に、ルナは慌てて笑顔をつくった。


『へへっ』


…紅覇のお熱が下がったら…
一緒に見に来よう。




波に指先を浸け、揺れている水面を見つめた。































と、その時。














グラッ



『ぅわあっ!!?』

いきなり、船が大きく揺れた。


「ああっ!!」
「ルナちゃんっ!!!」


 
/ 147ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp