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*両手に薔薇*【R18】

第2章 ***





(…もうダメだ……ホントにイく…っ…!)

そう思った瞬間、突然ドアの方からガチャリという音が聞こえた。
無意識にそちらの方へ視線を向ければ…


「…!!」

「………」

ドアを開けて部室へ入って来たのはまさかの人物、西園寺さんで。
当然俺たちの姿を見てひどく驚いている。


「…坂上くん……」

「ぅっ…ぁ…!」

彼女と目が合った瞬間、俺はびゅくびゅくと明莉の口内へ精を吐き出してしまった。
ソレを迷う事なく飲み下す明莉…


(…お、終わった……)

幼馴染である女とこんな事をしているところを見られるなんて…もう俺の恋は終わりだ。
きっと西園寺さんに「不潔なヤツ」だと軽蔑されたに違いない…


「ちょっと西園寺…今イイところなんだから邪魔しないでよね」

「おまっ…何言って…!ち、違うんだ西園寺さん!俺とコイツはそういうんじゃなくて…!」

「………」

相変わらず無言で俺たち2人を見下ろしている西園寺さん。
純情だろう彼女の事…顔を赤くしてすぐに部室を出ていってしまうかと思ったが、予想外にもこちらへ近付いてくる。
そして…


「峰岸さんこそ、私が狙ってた獲物勝手に横取りしないでくれる?」

確かにそう言った。

(………え?)

今のは幻聴だろうか…?
獲物?横取り?一体何の事だ…?


「坂上くんも坂上くんよねぇ…。いつも私の事熱っぽい目で見てたから期待してたのに…。峰岸さんなんかのフェラでイっちゃうなんてダメなおちん○ん」

「ぅぁっ…」

そう蔑んだ目で俺を見下ろしながら、西園寺さんが上履きで俺のモノを足蹴にしてくる。
だ、誰だよこの人…!
西園寺さんの面を被った違う誰かか!?
だって俺の知っている彼女は清楚で可憐で…


「ホント男ってバカばっかり。こんな女の本性も見抜けないなんて」

「…え……?」

「西園寺はねぇ、裏で童貞狩りばっかしてるビッチなのよ」

「あら…ビッチは酷いんじゃない?私はただ童貞クンの初々しい顔とおちん○ん見るのが楽しくて仕方ないだけなんだから」

「…一緒でしょ」


「………」

2人の会話を聞いても尚、信じられなかった。
ずっと憧れていた西園寺さんが、裏ではそんな事をしていたなんて…



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