第2章 ***
単純な俺は、明莉の褒め言葉(多分)を聞いて少しイイ気分になった。
昔は貧相だった体も、今ではそこらの同級生より逞しいと自負している。
「ねぇ…圭太って童貞だよね?」
「っ…」
その言葉に思わず咳き込みそうになった。
いきなり何を言い出すんだコイツは…!
「私が知る限り、カノジョとかいた形跡ないし」
「う、うるさいな…そういうお前はどうなんだよ」
「どっちの話?」
「…は?どっちって…」
「彼氏がいるかいないかって事?それとも…」
悪戯っぽく笑った明莉がゆっくりこちらへ近付いてくる。
そして今だ何も身につけていない俺の胸板に手を這わせてきて…
「…私が処女かどうかって事?」
「っ…」
「…圭太はどっちだと思う?」
「……、」
厭らしく俺の胸を撫でながらそんな事を聞いてくる。
こんな顔をした明莉を見るのは初めてだった。
いつものような明るく勝ち気な表情ではなく、色っぽいオンナの顔…
男勝りのコイツでもこんな顔をするのかと驚かされる。
「…私が処女かどうか…今ここで確かめてみる?」
「な…何バカな事言って……」
「口ではそう言ってるけど……圭太のココ…もうこんなに勃ってるよ?」
「ッ…」
明莉の言う通り、自分でも気付かないうちに俺の下半身はしっかり反応していた。
そんな俺をクスリと笑って、ソコを厭らしく撫で回してくる彼女。
「ちょっ…マジでやめろって!」
「でも…このままの状態で帰る訳にはいかないでしょ?」
「……、」
「ほら…そこに座って」
強引に手を引かれ、室内にあったパイプ椅子に座らされる。
彼女の手によって競泳用の水着をずり下ろされると、すでに勃ち上がっているソレが勢い良く外へ飛び出した。
「わっ…、すごい……圭太のおちん○んてこんなに大きかったんだ…」
「……、」
そう感心しながら、明莉が俺のモノに触れてくる。
幼馴染の女にこんな姿を見られるなんて…
「…私が責任持って射精させてあげるからね?」
「っ…」
そのエロい言葉と表情に、俺はもう抵抗する気力も無かった…
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