第2章 天邪鬼とツンデレの違い〜家康・幸村〜
家康「…なんでお前がいるの」
家康の不機嫌そうな声を聞き、あかりも露店の商人の顔を見ると、
あかり「あっ!幸!」
幸村「…よー。」
幸村も顔を顰めながら、それでも返事はしてくれた。
幸村「…俺だって好きでいるわけじゃねーよ。てか、お前ら気づくの遅すぎ。」
あかり「ご、ごめん」
家康「あかり、こんなやつに謝んなくていい。…ほら、さっさと代金受け取ってくれる。」
幸村に向かって、少し雑に代金を出した。
が、幸村は受け取らずにいた。
幸村「…」
家康「…なんなの」
幸村「……あかり」