• テキストサイズ

暗闇の蕾【文豪ストレイドッグス】

第4章 西方組織抗争


食事を終え、中也はソファで明日の打ち合わせの準備。
私は食卓でパソコンを弄りながら、今日の見回った情報を纏めていた。

「おい、葉月」

中也に呼ばれ「何?」と答えた。

「明日の打ち合わせの後合流するぞ。
連絡すッから出ろよ」

「それは、命令ですか?」

中也は振り返り私の方を見た。その瞳からは何も感じない。
前に向き直った中也は「そう云うことにしとけ」と答えた。
私は「わかりました」と返答し、またパソコンに向かった。



● ● ●



夜も大分更け、時計は一時を回っていた。
そろそろ寝ようかと思い食卓の上を片付けた。

「中也、私そろそろ寝るから
シャワー先に使うよ」

返事はない。

「中也?」

ソファを覗くと、座ったまま寝ている中也がいた。
「あれま」と私は中也をそのままソファに寝かせて毛布を掛けた。
ふと、顔を見ると部下の前では決して見せない、少年のような寝顔だった。
正直、私程ではないが中也も童顔だと思っている。

「おやすみ。中也」

そう言って居間の電気を消し、シャワーを浴びて自分の部屋に戻った。
/ 280ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp