第4章 西方組織抗争
食事を終え、中也はソファで明日の打ち合わせの準備。
私は食卓でパソコンを弄りながら、今日の見回った情報を纏めていた。
「おい、葉月」
中也に呼ばれ「何?」と答えた。
「明日の打ち合わせの後合流するぞ。
連絡すッから出ろよ」
「それは、命令ですか?」
中也は振り返り私の方を見た。その瞳からは何も感じない。
前に向き直った中也は「そう云うことにしとけ」と答えた。
私は「わかりました」と返答し、またパソコンに向かった。
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夜も大分更け、時計は一時を回っていた。
そろそろ寝ようかと思い食卓の上を片付けた。
「中也、私そろそろ寝るから
シャワー先に使うよ」
返事はない。
「中也?」
ソファを覗くと、座ったまま寝ている中也がいた。
「あれま」と私は中也をそのままソファに寝かせて毛布を掛けた。
ふと、顔を見ると部下の前では決して見せない、少年のような寝顔だった。
正直、私程ではないが中也も童顔だと思っている。
「おやすみ。中也」
そう言って居間の電気を消し、シャワーを浴びて自分の部屋に戻った。