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暗闇の蕾【文豪ストレイドッグス】
第2章 黒の時代
マンションに着いて部屋に入ると
予想通り、誰も居なかった。
先刻の光景を思い出しかけたが
頭を振りすぐにかき消した。
「ただいま…」
誰もいないことを分かっていながら呟いた。
玄関から直ぐの扉が葉琉の部屋。
その奥が私の部屋で
突き当たりの扉はリビングになっている。
私は直ぐに自分の部屋にはいりベッドに身体を預けた。
時計を見ると17:30
たぶん、集まりだすのは20時頃からだろう。
そう思いそのまま目を閉じた。
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