第4章 西方組織抗争
能力を解くと、男は床に倒れた。
私もガクッと膝をついた。
戦いを見守っていた部下達が一斉に部屋に入ってくる。
男の死体を確認する者と、私に駆け寄る者がいた。
「萩原さん!大丈夫ですか!?」
先日、葉琉と同じ能力を使った代償もまだ治っていない。そんな中、新たに骨を数本やっていた。
私も痛みで意識が飛びそうだった。
「ッ!鎮痛剤は有りますか?落ち着き次第、隣のビルに移ります」
部下から受け取った鎮痛剤を飲み一息付くと、最上階からゆっくりと下りながら残党の制圧を行った。
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四階渡り廊下を壊した中也はそののまま廊下を進んだ。
いきなり四階に現れた敵兵にユートピアの構成員達は驚きつつも銃を構え、中也を囲んだ。
「ンだよ、手前ら殺る気か?」
中也は面倒くさそうに尋ねる。返答の代わりに構成員達は一斉にに中也に発砲した。だが、その弾丸が中也に届く事は無かった。
異能力ー汚れつちまつた悲しみに
弾丸は中也の寸前で止まり、発砲した者の元へと帰っていった。
「「「ぐはっ!」」」
中也を囲んでいた者達は一斉に倒れた。
中也は何事も無かった様に先に進んだ。