第9章 【刀剣乱舞✕東京喰種】よだれ塗れの刀剣は主がお好き
あの赤く美しい蛇のような赫子とやらを用いて戦う主は、今なお刀剣男士を差し置いて嬉々として戦場へと足を向ける。
いくら強くても、食事のためだとしても、全ておまかせ状態では僕ら刀剣男士の沽券に大いに関わる。
いつまでも守られてばかりじゃ、嫌なんだよ主。
勝てなくても、支えにくらいはなりたいんだよ。
守らせて、とは言わないから。
一緒に戦わせて。
ま、そう言ったところで。
「僕のものを大事にしちゃ、だめ?」
って言われたら、愛されてるって分かったら。
これはもう、ぐうの音も出ないよね。
「ぽん吉ー、拾ったー」
「もおー!!またですか!跡武様ァ!!」
END