第2章 ***
「…和希くん、彼女いるでしょ?」
「…!」
「ふふっ…図星?いけないんだ…彼女がいるのにこんな所に来て…」
「お、俺は無理矢理連れてこられただけでっ…」
「…ふーん?」
「そ、そういうはるひさんは彼氏いるんですか…?」
「……秘密」
「……、」
その妖艶な笑みに思わず目を奪われてしまう。
色っぽく潤んだ瞳に艶やかな唇…
俺は慌てて視線を逸らし、グラスに残っていた酒を一気に飲み干した。
そしてはるひさんに勧められるがまま、次々と酒を呷っていき…
(……あれ?)
次に気が付くと、視界には見慣れない天井が映った。
酒のせいか頭はぼんやりしていて、何故か下半身はムズムズ…
(…って………え?)
「…やっと起きた?」
「…!?」
そう声がして上半身を起こすと、俺の足元には意外過ぎる人物がいた。
いや、正確には足元というより下半身というべきか…
「っ…、はるひさん!?一体何してっ……、ぁっ…」
「…何ってフェラだけど」
「…ッ」
飄々とそう言って俺のモノを咥えているのは、さっき合コンで知り合ったばかりのはるひさんで…
何故こんな事になっているのか、全く状況が掴めない。
「…覚えてないの?和希くん酔い潰れちゃったから、みんなと別れた後私が介抱してあげたのよ」
「……、」
…全然覚えてない。
ここはどうやらラブホテルの一室のようだが…
「つか、さっきから何してるんですか!いい加減に…っ…」
「だってココ…すごく苦しそうだったから…」
「っ…」
シコシコと俺のモノを上下に擦りながら、エロい視線を向けてくる彼女。
自分の意志とは関係なく、余計にソコが熱くなってしまう。
「大人しくしてなさい……今楽にしてあげる」
「ぅっ、ぁ…ッ…」
こんな事ダメなのに…はるひさんのフェラが気持ち良過ぎて何も考えられなくなる。
麻衣ちゃんとはあれから何度かセックスしたが、恥ずかしがり屋な彼女はこんな事してくれなくて…
(…って、何考えてんだ俺は…!)
「すごい…あっという間にこんなに大きくなっちゃった…」
「っ…」
「彼女にもこうやってシてもらってるの?」
「……、」
その質問には答えなかったが、はるひさんには俺の心の中が読めたようだった。
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