第2章 ***
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「ぁんっ…あぁん…っ…」
「はぁっ…、く…ッ…」
ぐちょぐちょのはるひさんの中へ自分のモノを突っ込み、狂ったように腰を打ち付ける。
(…すげっ…、気持ちイイ…っ…)
しかも俺は、ピルを飲んでいるという彼女の誘惑に負け生で突っ込んでいた。
麻衣ちゃんへの裏切り行為だという事は当然解っていたが、それでもこの欲望に抗う事は出来なくて…
「ぁっ、ぁんっ…はげし…っ…」
「んっ…は、はるひさん…ッ…」
毎晩のように見ていた彼女の体。
俺に突かれる度揺れる大きな胸は想像以上に柔らかく、中は俺を離すまいときゅうきゅう締め付けてくる。
まだ熟しきっていない麻衣ちゃんの体とは違い、俺のモノを貪欲に求めてくるはるひさんのアソコが厭らしくて堪らなかった。
「あんなに可愛い彼女がいるのに…イケナイ子…っ…」
「っ…、誘ったのははるひさんだろ…ッ…」
「ぁっ、ぁんっ…でも…っ、その誘惑に負けたのは…っ…和希くんでしょう?」
「…ッ」
そんな事解っている。
けれど俺はこれ以上責められる事に耐えられず、彼女の唇をメチャクチャに貪った。
柔らかくて弾力のある唇…厭らしく絡んでくる舌が更に俺を興奮させる。
「はぁっ…、もうイきそ…ッ…」
「んっ…、いいよ……そのまま出して…っ…」
「くッ…、は…」
俺は我慢出来ず、彼女の中でドクドクと射精してしまった。
人生初の、生でのセックスに中出し…
それがこんなに気持ちのイイものだとは思わなくて…
「流石に若いわね…また中で硬くなってる」
「……、」
「…勿論まだ出来るでしょう?」
「っ…」
結局その夜は、翌朝の始発電車が出るまで一晩中互いの体を貪り合った…
その日を境に、俺ははるひさんの部屋を覗かなくなった。
何故ならそれは…
「ねぇ…今日はバックでして?」
「っ…」
はるひさんと毎晩のように浮気セックスをしているからだ。
俺たちの体の相性は抜群で、彼女もすっかり俺とのセックスを気に入ってくれたらしい。
「麻衣ちゃんとの仲を邪魔する気はない」というはるひさん。
俺もまた、イケナイと思いながら麻衣ちゃんとの関係をしれっと続けている。
…本当に自分は最低な男だと思った。
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