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*覗き穴*【R18】

第2章 ***








「和希くんでも風邪引くのね」

「…どういう意味ッスか」

その日俺は朝から熱を出し、一日中寝込んでいた。
バイト先にも「休ませてほしい」とさっき連絡したところだ。
そんな俺の看病をしてくれているのは、カノジョの麻衣ちゃんではなくはるひさんで。


「…どう?少しは楽になった?」

「はい…おかげさまで」

俺の為にお粥を作ってくれた彼女。
それを残さず食べ市販の薬を飲むと、一時的に熱も下がり朝よりだいぶ楽になった。
意外にも(?)家庭的なはるひさんの一面が垣間見え、そんなところも魅力的に感じてしまう。


「…こっちもお世話してあげようか?」

「……、」

悪戯っぽく笑う彼女が撫でるのは俺の下半身。
そう言えばここ5日間ははるひさんが出張に行っていたので、当然彼女とはシていなかった…正直少し溜まっている。


「今日は私がしてあげる…」

そう囁かれれば、俺のモノは自然と元気になってしまって…


「…はるひさん……」

「ふふっ…もう我慢出来ないって顔ね…。風邪引いてるくせにココは元気なんだから…」

「っ…」


それから俺は熱があるにも関わらず、また彼女と体を重ねてしまった。
初めははるひさんがリードしてくれていたが、我慢出来ずに彼女を押し倒し後ろから攻めまくる。


「ぁんっ…もぅ…っ…、そんなに激しくして……熱が上がっても知らないわよ…?」

「だって…、我慢出来ないッ…」

「…ホントにしょうがない子なんだから…っ…」














(…和希くん、大丈夫かな?)

バイトが終わった私は、彼の家へ向かっていた。
さっきメールをしてみたが返事は無くて…

(なんか最近、和希くんの様子変だよね…)

一緒にいても上の空って感じだし…私といても楽しくないのかな…?


彼の部屋の前に立ち、インターフォンを鳴らそうとしてその手を止めた。
確かこのインターフォンは壊れていると前に和希くんが言っていたからだ。


(…あれ……開いてる?)

何の抵抗もなくあっさり回ったドアノブ。


『ぁんっ、あぁんっ…』

『…はるひさんッ…!』


「……、」

(…か、和希くん……?)

私は中で何が行われているかも知らず、開けてはいけないその禁断の扉を開けてしまうのだった…







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