第7章 男子会+自分
やんべぇ…ホラー映画代表の二人が居るんですけど
幸せだ…ここの世界で一番に幸せを感じたかもしれない
ジェイソン…は、居ないのかな
しかも本物(多分)
本物じゃなくても完璧なコスプレで感動するわ
あと異様に近い
距離が、近い
ベッタリくっつく距離なんだけど
『ち、近くないですかね…フレッドさん』
「あ~?別に良いだろ?
ってかフレディでいいぜ。そっちの方が言われ慣れてるからな」
ニヤニヤと肩を組んでくるフレディ先輩まじ萌え
周りからしたら私は変人…否キモい奴にしか見えなさそうだけど仕方ない
本物(?)が近くに居て、しかも肩を組んでる
興奮しない奴がどこに居るというのだろうか…?
「そういやうさみは何で室内なのにパーカーなんか着てんだ?」
『さ、寒いからかな~?』
「何故に疑問系だよ」
『なんとなく…』
着てる理由は他でもない【痕】だ
肩…首筋に噛み痕、アザ…気持ち悪いほどついている
ママにバレない為にと着ていたが…
まぁ、こんな恐ろしいものを皆に見せるわけいかないし着といて良かった
未だに痛むよ…レイスまじ怨む
目の前に座っていたトラッパーが思い出したか口を開いた
「…そういえばビリー坊やが、いつでも遊びに来て…だとよ」
『それはお付き合い前提ってこt…イデッ!
ちょ、何しやがる!?頭を打つことないじゃん…』
コイツ直ぐに殴る…痛いなぁ…
「お~?確かうさみは挨拶に回ってるんだってな?
どこまで進んだ?」
『あっ、答える前に食べ物とか飲み物用意していいかな?
出すの忘れてたや…』
「いいぜ」
食べ物って言っても赤い変なのしか無いけど…
ってかマイケルとフレディって食べるの?
あとマイケル空気すぎない?
大きめのお皿に赤いナニカを大量に乗せる
コレ不味くはないけど不思議な感じ…
『おまたせ』
「お~待ってました!」
皆の前にお皿を置くとマイケルは刃物をポイっと捨てて赤いナニカに手を伸ばした
刃物をそんな風に扱っちゃいけません!
マスクの下からガツガツと食べるマイケル
そんなに好きだったのかな?
喋らないから正直分からん
トラッパーとフレディもお皿に手を伸ばした
この間に飲み物を用意しなくては!と、手を休ませることなく動かした