第25章 産卵と出産の違い
沢村
「俺ならここです!!
廊下で待機してました!!」
黒さんが部屋から出るよりも早く、
沢村さんが部屋に入ってきた。
(さすが…沢村さん……)
沢村
「…妖詠先生には俺から連絡をいれておきました。
30分もすれば来れると…」
黒
「マジかよ!30分もかかるのかよ!!
そんなにかかったら魅菜が死んじまうかもしれねぇーじゃん!
もっと早く来れないのかってんだ!」
沢村
「すでに別の妖怪の産卵に立ち会っているみたいで…
仕方がありません!
俺たちで魅菜さんのサポートをしましょう!」
(沢村さん……凄く冷静だな……).
そんな沢村さんが私の為にテキパキ用意をしている。
魅菜
「………」
こんな時なのに、胸がドキドキする。
恋とかじゃなくて…素敵に見えるからだ。
沢村
「黒さんは、魅菜さんの腰を摩ってあげてください。
俺はお湯を沸かすのとタオルの支度をします!」
黒
「おぅ!」