第22章 口寄せをインチキとか、まるで夢がないね
鳥居の向こうに出ると…
私は日差しが眩しい世界に出た。
魅菜
「目…目が!!」
あの有名な◯ぶり作品の…ム◯カの気持ちが分かった気がした。
久しぶりのお日さまの日差し…眩しいけど…
気持ちが良い…
こんな気持ちは体験した事がない人には
きっと伝わらないかもしれないけれど…
本当に日差しって気持ちが良い…
太陽ってやっぱり偉大だって思う。
当たり前に頭上にある太陽って素晴らしくて、
感動して涙が出そうなくらい…
黒
「手…貸して……」
まだ完全に目を開けない私を心配してか、
潜ってきた体勢のままの私に手を伸ばしてきてくれた。
魅菜
「ありがとう…」
黒さんの冷たい手を握ると…
私の身体がフワッと立ち上がった。
そして続いて…
九尾さんが出てきた。
黒
「それでは行きましょう。」
(あっ…そう言えば…九尾さん尻尾………)
此処は人間界なので心配して見ると…
九尾
「ん?」
(ない…(;´д`))
今時の服を着こなしている、
普通にステキなお兄さんになっていた。
(良かった…)
そして黒さんも見ると…
黒さんもまた今時であろう服装をした、ただのイケメンだった。