第16章 信じられない馬鹿
クロウ
「そこまでだよ。」
仕事から帰ってきたクロウさんに声をかけられてしまった。
※人間界の一晩は妖界では1時間…仕事に行ったと思ったらすぐに帰ってくる※
魅菜
「…!!」
黒さんは私の手からバックを奪い、木の箱にしまった。
クロウ
「…ノアの世話をしてもらっているのは悪いが…
人の家の物を物色するのは良くない。」
魅菜
「でもそれは私の物…」
クロウ
「…私の物……か……」
クロウさんは、
私を部屋の隅に追いやっていく。
クロウ
「…なんの為に部屋を物色していた?」
怖い表情で聞いてくるクロウさん。
魅菜
「いえ…私は物色なんてなんにも…
大人の姿に変身したノアくんが…教えてくれたんです。」
クロウ
「……(・Д・)は?」
魅菜
「突然、大人の姿になって直ぐにまた赤ちゃんに戻りましたけど…」