• テキストサイズ

A N I S A K I S .

第10章 3枚のお札





そしてベビ鍋が完成…


いよいよ地獄の朝食が始まる。









囲炉裏でグツグツ煮込んだベビ鍋が私の目の前にある。










「ほら!食え!!」









空の木の椀を渡してきた。









魅菜
「…ありがとうございます…」









黒さんは先にドバドバとベビ鍋をつぎ、


豪快に食べている。









作ってくれた黒さんに申し訳なくて、


私は黙ってお椀にベビ鍋の汁だけを少し入れた。









(匂いは…別に悪くない……)









ここで生きるなら…!と覚悟をし、


汁を一気に飲みはじめる。










魅菜
「んっ……んっ…………」









(あれ?味は…悪くない(*´ω`*))








意外にも汁はとっても美味しくて、


私は久しぶりにまともな食事にありつけたと思い、


更にドバッと飲む。









「なっ!美味いだろ!?

ブス、お前、食わず嫌いかよってんだ!!」









(食わず嫌いだったかも!!?)










魅菜
「……んッ……んッ……ッ…………!?」










(あれ?身…入れてないのになんか唇に……)









汁だけ狙って入れたはずなのに…


お汁の中に固形物があって私の唇に触れている。








/ 827ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp