第5章 思春期男子と
魅菜
「うわ〜、綺麗(*´ω`*)」
屋台の電気1つ1つが奇妙な色をしていて、
気持ちが悪い赤月に照らされこの世界に凄くマッチしている。
私は思わず足を止める。
黒
「…は?急に止まんなよブス。
なに?道脇に気になるニオイでもあったか?
ションベンしたくなったのか?」
(誰が犬よ!!
っていうか…待って!
黒さん的には私を"お散歩"に連れていってる感覚なの!?)
魅菜
「…そんなわけないじゃないですか…(´-ω-`)
…先にある屋台の光が綺麗で見惚れていたんです。
気になるニオイを見つけたのも、
おしっこしたくなったのも黒さんじゃないんですか?
狼だし…ボソッ」
黒
「あん!?ってめぇー!!
今、ぜってぇ馬鹿にしたろ!!?」
私に噛みついてきそうな勢いで詰め寄る黒さん
魅菜
「フンッ( ˘ω˘ )」
黒
「まーた、お得意のフンッかよ!!
あー、頭にきた!フンフンフンフンッ!頭にきた!
ブス!もうお前1人で買い物に行ってこい!!」
"ボンッ!"
魅菜
「(´⊙口⊙`)きゃっ💦」
するとオコの黒さんは、
牛3頭分ほどの立派な黒い狼に変化した。