第5章 思春期男子と
赤い月光に照らされた舗装されていない長い砂利道を、
2人で歩いている。
黒
「ブス、お前って幾つなんだ?」
魅菜
「え?年齢って事ですか?」
黒
「あったりめぇーだろィ!!」
何故か怒る黒さん。
短気すぎる…
魅菜
「ご、ごめんなさい( ;´Д`)ノ
えと…17です。」
黒
「17かぁ……
まだまだ青臭いブスか……
って事は…ほら…ブスお前……処女か!?」
魅菜
「(´⊙ω⊙`)」
目を輝かせながら聞いてくる黒さん。
魅菜
「…ノーコメントで……」
黒
「あっ!?なんでノーコメントなんだよ!!
ブスのくせに一丁前に恥じらいかよ!!
かわいくねぇーよ!?ぶりっ子か!!?
うわっ!にっあわねぇー!!ゔぇっ!」
口をおさえながら、
今にも吐きそうだというジェスチャーをする黒さん。
(ていうか、
そんな事を聞いてくる黒さんの方が
ゔぇっだよっ!o(`ω´ )oもうっ!)
魅菜
「フンッ( ˘ω˘ )!!」
相手にすればするほど、
黒さんは興奮しそうなので
とりあえずシカトして歩き続けていると、
道の先に明るい一帯が現れた。
そうそれはまるで…
お祭りの屋台がズラーッと並んでいるように見える。