第5章 思春期男子と
黒
「…チャラにしよーや…俺たちの関係をよ!!」
魅菜
「え?💦関係をチャラ??」
(どういうこと…?💦)
立派な狼の姿になった黒さんさ怒りながらも、
何故か道の端に鼻を向け…
"フンッフンッフンッ…"
しきりに何かのニオイを嗅いでいるようだ。
魅菜
「(´・ω・`)」
(あっ…やっぱり自分が……)
でもそれを私に隠すように、
私に話しかけてくる。
黒
「ほら…フンッフンッ…あれ……フンッフンッ…
俺と夫婦になるって…はなし…フンッフンッフンッ……」
魅菜
「あー、そういう事ですか…分かりました…
……それはら、クロウさんにお願いしてみます。」
黒
「え…(・Д・)…」
魅菜
「クロウさんならきっと、良いって言ってくれそうですし?」
黒
「ちょ……待てって!!」
魅菜
「…それじゃ、私、先を急ぐんでー」
私は狼の姿をした黒さんを置き去りにして、
いよいよ屋台群の中へ入っていく。