第1章 私が死んだ日
あの人に会いに行く途中で
空を飛んだ私が
次に目を開けた時には
見たこともない真っ白な部屋で
見たこともない真っ白なベッドに
横たわっていて…
訳もわからないまま
ゆっくりと体を起こし
床に立とうとした瞬間
私の足は床から少し離れた場所で
ふわふわと浮き上がる…
「何じゃこりゃ!?(汗)」
なんてパニックになりながら
叫んでみたところで
誰も答えてくれるはずもない
扉さえない部屋の中に……
「何や……今回のやつは
えらい元気いっぱいやなぁ(笑)」
そんな
どこかで聞いたことのある
関西弁が聞こえてきて
声のした方に目を向けると
さっきまではなかったはずの
扉が浮かび上がり
その扉から
真っ白なロングのワンピースを着た
私の大好きなアイドルグループの
村上信五が笑顔で顔を出した……(汗)