第4章 猫になりたい
服に下着に
歯ブラシにお茶碗などなど…
沢山の買い物を済ませ
家に着いた頃には
さずがにすばるくんも私も
ぐったりで…
帰りにコンビニで買ったお弁当を食べ
お風呂上がりに
買ったばかりのパジャマに着替え
すばるくんがお風呂から上がるのを
ソファーにぐでんとだらしなく
体を投げ出し待っているとまた
懲りることなく
"ぽん"と音をたて
「だいぶお疲れやなぁ(笑)」
なんて笑いながら
私の隣に信ちゃんが現れる…
ため息を吐き出しながら
「だから…
突然現れるなって言ったでしょ?
このエロ天使!!」
そう言って
手で拳を作りながら信ちゃんを睨むと
「誰がエロ天使や!!
人が良かれと思って実験台に
なったろ思たのに
思いきりビンタ食らわしてからに…
ほんまなんやねん!!」
なんて朝私に思いきり叩かれた
ほっぺたをわざとらしく抑えながら
ぶぅぶぅと文句を並べ立てた(笑)