• テキストサイズ

月の囁き

第2章 出逢いの日


解ってる…

解ってるってば…



今の私は怪しさ満点。


私がすばるくんの立場なら

走って逃げて警察に通報レベルだ…



そう解ってても



今の私には

この手にすがる以外

方法がなくて



本当は私だって

たった一人で

このミッションをやり遂げられるのか

不安で仕方ない…



怖くて怖くて


握りしめた手が

カタカタと小さく震える…




だから次の瞬間…




「ほんならお前の名前は

今日からみけやな…(笑)」




そう言って

小さく笑って



私の震える手を握り返してくれた

すばるくんに





私は心から

救われたんだ……
/ 58ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp