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月の囁き

第2章 出逢いの日


"ぽん"

もう一度その音が聞こえた時には

信ちゃんと私は


見たこともないコンビニの前に

立っていて…



「ここどこ…?

っていうか今の瞬間移動的なやつ!?」



なんて少々パニック気味な私に



「一応俺…天使やし?

これぐらい余裕やし?

それより今お前の好きな"すばる"が

ここで買い物しよるから

とりあえずなんとかしてこい!!」




そう言って天使の信ちゃんは

ぐいぐいと私の背中を押してきて




「いやいや…

これはこれで無理があり過ぎだよ(汗)?

いきなり現れて話しかけたりしたら

私ストーカーみたいじゃない?」





なんて必死に足を踏ん張り

抵抗してみたけれど




「あほか!!

そんなん言うてたら

3ヶ月でHなんかできるか(笑)!

本気で生き返りたいなら

がむしゃらになって

当たって砕けんかい!!」




そんな言葉と一緒に

否応なしに

前に押し出された私の体は



ぺしゃりと音をたて

何かに勢いよく

体当たりした…
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