第4章 全身ラジオ〜幼馴染みの話〜
【ぽけもんに例えると?】
「じゃあ、次、俺読むわ。全身ネーム"マサラタウンのタケシ"さん」
「なんか混ざってる」
「えー、"キヨさん、レトルトさん、初めまして。いつもおふたりのラジオも実況動画も楽しく拝見させてもらってます。"」
「ありがとうございまーす」
「"レトルトさんにお聞きしたいことがあります。"」
「えっ、俺だけ?」
「"全身ラジオ第◯回にて、レトルトさんはご自身の幼馴染みことお花ちゃん(妄想)さんを、ぽけもんに例えていらっしゃいました。"」
「カッコ妄想の一言はキヨくんが入れたでしょ」
「いや、マジで書いてある」
「ひどい」
「"そこで質問なのですが、キヨさんや仲の良い実況者さんたちを、ぽけもんに例えるとしたら、レトルトさん的には何だと思われますか。ちなみに僕は、レトルトさんはやっぱりクラブかなあ、と思います。"」
「わあー! タケシさんありがとう!! でも進化系のキングラーでは無いんやね!?」
「"僕もぽけもんが大好きで、よくクラスの友達とこういう例え話をして盛り上がります。お話の種のひとつになれたら幸いです。追伸、"」
「えっ」
「"ギャルゲーのやり過ぎにはお気をつけください。現実と妄想の区別はつけましょう。"……ってことだけど、レトさん」
「もーッ、タケシさんキライ!!」
「お花ちゃんの時はなんだっけ、キレイハナ?」
「ううん、確かドレディアって言った気がする、たぶん。でもラジオの内容いつも覚えてないから違ったかも」
「いや、ドレディアだよ。この間さ、お花ちゃんのこと初めて紹介してもらったじゃん」
「うん、コラボ実況録りに来た時ね」
「実際めちゃくちゃ可愛い子だったし、画像でドレディア見て、あっわかるわ〜! ってなったから覚えてる」
「ほらね? っぽいでしょー!? ふふふ、これでようやく皆にも妄想の幼馴染みじゃないってわかってもらえたかな」
「いやあ、マジでなまら美人だったわ……。で、俺とか他の実況者は何だと思うの、レトさんは?」
「あー……うーん……他のひとたちは悩むんだけど、キヨくんはねえ、すぐ思い浮かんだ」
「おっ、なになに?」
「ズルズキン」
「え、えっ、ちょっとググって良い? ……んふっ、フフ、何だコイツ」
「ほら、ちょっとわかるでしょ」
「ふはっ、うん、俺なんかこれでそこら辺フラフラ歩いてそうだわ、あははっ」