第3章 いきなりの展開にドキドキ!
「じゃあ、今からお前は俺の“彼女”だ。そのことをよく頭に入れておけ。いつもみたいにいろんなヤツに愛想振り撒くんじゃねぇぞ。」
「ぅ、うん。爆豪くんもこれからは“彼氏”としてよろしくね…!。じゃあ、帰ろっか。」
……やったー!私にも初めての彼氏ができたー!今更だけど、私のこと、花華って、名前で呼んでたー!他の人に私を取られまいとする、気持ちまで出てたー!すごい、すごいよ爆豪くん!展開が速いよ!
今、私の頭の中は、さっきまでのカムバックで高速回転どころか、火花が散っていた。いろんな意味で。あまりの急展開に頭が追いついていないのだ。
私は思った。きっとこれからの高校生活、今までは楽しげなものを夢見てきたが、早くも明日からはドキドキで、忙しそうなものに丸々っと変わるんだな、ということを…。