第8章 死んでもボク!【十四松】
「ご……ごめんね、ずっと興奮してたからすぐ出ちゃった」
ショボンとしながら十四松が言うと桜は嬉しそうに笑った。
「謝ることなんて何もないのに。興奮してくれて嬉しい」
十四松のそこは射精したにも関わらずまだ桜の手の中で大きさを保っていた。
桜は手に持った部分へお返しとばかりに舌を這わせる。
「ぁっ、ぅう……っ、ダメだよ、桜ちゃん。
気持ちよすぎ!」
桜の口の中で十四松の性器は硬さを取り戻す。じゅぶじゅぶと音を立て慰めていると十四松は慌てて桜の肩を掴み身体を引き離した。
「もー出ちゃうから!」
「もう?」
「ぅ……っ、うぅ~!だってさぁ!
気持ちいいんだもん!
でも桜ちゃんとセクロスしたいし!
僕童貞だけど……いいかな?」
「ふふっいいよぉ。
十四松、中で一緒になろ……」
ぎゅっと抱きしめあい温かさを確かめるように抱き合った。
地獄でこんなに気持ちいいこと、味わうことがおかしい。
これは夢?幻想?
こんなことあっていいこと?
そんな不安が顔に出たのか桜は強く十四松を抱きしめる。
「大丈夫、大丈夫だよ十四松。
ちゃんと好き。
今だけ私のことを考えて」
「今だけ?そんなのダメだよ」
「ううん。そうなるの。
大丈夫だよ、まだ一緒だもん」
十四松はまだ話そうとしたが、桜は十四松の硬い肉棒を掴み自分の濡れきったそこへとあてがった。
「…ぁっ…何…?
す、すごすぎるよこれ!
触れてるだけなのに、そこから溶けそう」
「混ざって一緒になるんだよ」
粘着する音が鳴らせながら、重なり合った部分はピタリと埋まる。少し走った後のようが小刻みに息を吐きつつ、唇を重ねてお互いの呼吸を合わせた。
「ん…す、すごいね?
本当に混ざった……」
「んっうんっ、あ…っんん」
どちらかともなく動き出すとぐちゃぐちゃと混ざり合った場所は更に卑猥な音を出す。音に興奮して十四松が強く打ち付け、そのたびに桜は大きく声を漏らした。
「桜ちゃん!桜ちゃん……っ、ボク、もう出ちゃうよっ!」
「んっ、十四松……っ、あっ、も…私もっ」
二人は強く抱きしめながら同時に果てた。