第8章 死んでもボク!【十四松】
ここは、
地獄の甲子園球場前。
「ふぁ~だり……
でもまぁ刑罰受けるよりは桜ちゃんと遊ぶほうがマシだよな」
「まぁ……だよね……
さっさと戻ればよかった、出たら鬼に捕まって俺の……
く、くそ……っ!」
「泣くな!いちまっちゃん!
俺聞いてないから!安心して!
マイベストフレンドなんて聞いてないから!」
「黙れっ!!!」
球場に入るとグランドのど真ん中で裸で絡み合っている男女が目に入る。
「は!?」
「うぇっ!?」
「……もー駄目だぁ~
桜ちゃん、ボクにも体力ってものが……」
「えーしょうがないなぁ~
あ、十四松ー、お兄ちゃん達きたよ?」
「ボゥエッ!?
桜ちゃんおっぱい隠して!隠してーっ!!!」
「えー?服汚れちゃったし」
泥だらけの服を被せようとして、桜に嫌がられる十四松。
「十四松……この裸女子と一体何を……」
「桜ちゃんって言ってなかった?
急に成長しすぎだろ!」
「えーと何ってセクロス!
桜ちゃん、大人にもなれるんだってさ!
ここって眠くならないのはいいんだけど、さすがに耐久セクロスはヤバイね!
さすがに無理だね!」
「はぁっ!?お前俺らが地獄で辛い思いしてるのに、こんなとこで……た、たたた耐久セクロス!?」
「してた。めっちゃしてた」
二人は桜の裸を呆然と見つめた。