第6章 クズキングは死んでもクズ【イヤミ】
「ご馳走様ザーンス♪」
ニコニコと勝ち誇った顔をするイヤミを桜は息を切らせながら睨み付けた。
「……っはぁ、くっ……何がご馳走様……」
「ウヒョヒョっ美味しかったザンス♪……さて、これだけじゃミーは満足しないザンスよぉっ!!!」
下卑た笑いをしながら、自身の熱く膨張したモノを取り出し、桜の濡れた部分へ擦りつける。
「ぅう……っ!やだ……っ!」
「………シェ?」
ブルッと何故か身震いを起こすイヤミ。
「……何か……いや、そうザンスね……
桜ちゃん、チミとセックスしてしまったら……」
「な、何ですか……?」
つぶやき始めたイヤミに桜は涙目のまま聞き返してしまう。
「ミーは……ミーはここが楽しくなってしまうザンス。これは非常に不味いザンス。
ミーはまだ死ぬ気ないザンス」
「死んでるじゃないですか」
「うるさいザンス。チミとセックスしてしまったら、本当の意味で死ぬ気がするザンス」
一体…何の話なのだろうか?
イヤミは渋い顔をしながら自分のソレをしまい、桜の乱れた衣服を元に戻した。
「イヤミさん……?」
「チミとセックスするのは死んでからのお楽しみにとっとくザンスね。だから、おとなしく死ぬまで待っててチョ?」
「いや、だから、死んでるじゃないですか……」
どうしてもイヤミにツッコミを入れたくなる桜。
「チミはミーと今すぐセックスしたいザンス?」
「なっ!?そ、そうゆう意味で言ったのではっ!」
「ウヒョヒョっ!
桜ちゃん、可愛いザンスねっ!」
「はっ、はぁっ!?」
イヤミは満面の笑みになり、桜の顔に触れ手で持ちあげると軽くキスをした。