第2章 悪い子チェック【カラ松】
彼女はゆっくりゆっくりと自分の中へ俺を飲みこんでいく姿を見せつけた。
し、死人のはずなのに気持ち良すぎだろぉっ!?
何なんだっ、俺は死んでるんだよなっ!?
いや、死んでる?あーっ!
それより気持ち良くて、もうイキそうなんだがぁっ!?
快楽に身を任せ、俺はギュッっと目を瞑った。
「んっ…まだ…イかないでよ?あ、もう逝ってるんだったね♪」
「い"っ!?」
手でいきなり強く握られ、絶頂感を押さえ込まれ、俺は顔を少し歪めた。そんな俺の顔を見て満足そうにニコリ笑いながら、彼女は腰を上下に揺らし始めた。
「ん……っ、ふぁっ……い、いいっ、かも……っ」
最初から濡れていたのかわからないが、交ざりあった部分はグチャグチャと彼女が動く度に卑猥な音を部屋に響かせる。
気持ち良さそう動いている彼女を見て、また俺が射精感に襲われると、再び彼女に強く握られ止められる。
まるで一人でしているかのように彼女は好き勝手に動く。
く、くそっ、気持ちいいが完全に彼女のペースだ。
俺は……俺は……孤独に生きてきた男。
だが、真実の愛は快楽のみを貪ってはならないっ!!!
「俺はラブを勝ち取るぞっ!」
「はっ?え……ぁ、や……っ、ああんっ!」
彼女の腰を両手で掴み、下から彼女の奥深くまで突き上げる。中の気持ちよさにイキそうになりながらも激しく奥へ突き上げると彼女はだんだんと赤く高揚し、乱れ始める。
「お、俺の……っ、俺のラブも査定してくれっ」
「あっ、ん……っ、激しっ、い、イッちゃう……っ」
激しく貪りあい目を合わせ、唇を重ねあった。
俺……キス……初めてなんだけど……
そんなことを頭によぎらせながら、彼女と俺は一緒に果てた。