第2章 悪い子チェック【カラ松】
<カラ松side>
部屋に入る順番はジャンケンをすることになり、俺が一番になった。
フッ…こんなに気合いが入ったジャンケンは久しぶりだったぜっ!
「しっ、ししし失礼しまっすぅ!」
「はい、どうぞ♪」
「はぅっ……!」
乱れていた服を直し、ニコリと俺に笑顔を向ける。
お、鬼のくせに……パ、パーフェクトスマイルッ!!!
セクシー過ぎて俺の心臓が止まるっ!!!
あ、そういえば止まってた……
「お名前は?」
笑顔のまま、向かいの椅子へ促す彼女。
俺はフラフラとその色香に誘われるように向かいの椅子へ座った。
「俺は松野家次男っ松野カラ松!静寂と孤独を愛すギルトガイだ。よろしくセクシーガールっ!」
「あ、名前だけで結構です」
「えっ?あ、はい……」
彼女は書類を確認しながら、俺の顔をチラリと見る。彼女と目が合うとその美しさに俺は思わず赤くなり、俺は視線を落とした。
ふと…彼女の脚を見る。
組んだ足がセクシー過ぎて、俺は彼女の脚に視線が釘付けになってしまった。
そう言えばさっきパンツ見そこねたんだった……
「なるほどね~六つ子かぁ…てか、カラ松くん?
普通に地獄行きだと思うんだけどなぁ……なんで面接すんだろ?」
書類を見ながら呟く彼女。
や、やっぱり美しい……これが恋っ!?
「……俺はもう駄目かもしれない。天国行きか地獄行きかよりもここにいる君が美しすぎて胸が苦しくて……はぅっ」
運命的な出会いに俺のハートが熱く燃えあがり、苦しくなってきた。俺は胸を押さえて少しうずくまる。
「フフッ、何それ?大丈夫?心臓動いてないのに感覚残ってるのかな?」
胸を押さえながら顔をあげると彼女は組んでいた足を開き、俺の様子を確認する……
はっ!!!隙間がっ!
セクシーゾーンがっ!!!
「あああーっ!ダメだっ!胸がぁっ!」
俺は胸を押さえながら椅子から降り、床に膝をついた。
フーンッ!!!何故かって?!わかるだろっ!!!
カラ松アイズで彼女のセクシーゾーンを覗く為だっ!!!