第2章 悪い子チェック【カラ松】
六つ子たちは桜を見るなり、喧嘩もそっちのけでヒソヒソと話し始めた。
「あの子……マジで鬼?!エロい!
スカートも短すぎない?!死人童貞舐めてんの?!」
「エロいな、鬼バンザイ!」
「ていうか、おっぱい見えそうだった」
「鬼おっぱい……たっまんないね!」
「てか、パンツ見えてた。超絶エロい」
「うん、見えてた。鬼パンツ」
「く、くそっ、俺としたことが見そこねたぞっ!」
「何コソコソ話してるのぉ?」
「「わぁっ!!!」」
固まって話しているといつの間にか近くへ来ていた桜に六つ子全員が顔を赤くした。
「桜~、
いーから、さっさと仕事すっぺ」
「はぁーい♪じゃあ、一人ずつ面接しますんで、部屋に来てくださいね♪」
桜は六つ子に笑顔を向けたあと、閻魔から書類を受け取り、裁きの間の隅へと歩いて行く。そこには顔を向けなければ気づかないような場所に扉があり、中へと入っていった。
「んじゃ、誰から行くべぇ~?」
「「は、はいっ!はいはいはぁーいっ!!!」」
我先にと六つ子たちは手を挙げた。