第13章 逆ミラクル
松「さて、と。どうしますか」
二「どうしましょうかねぇ」
付き合いは長い。距離感もそんな変わってない。ただ…身長は変わったよね。俺よりちっちゃかったあの可愛さのカタマリみたいな松本潤少年は、あっという間に細マッチョなイケメンへと変貌してったよ。俺を諸々あっさり追い抜いて。まあ、そんくらいだよね、俺たちで変わった部分って。
相「何キスするの?情熱キッス?」
櫻「そんな種類あるの!?」
大「イェイイェイイェイ♪だね(笑)」
適当こいてるな~、外野…。
もうさ、ここまでくるとすっかり慣れちゃってるんだよね。この異様なはずの状況にも。だって割とフツーに鑑賞モードだもん、あの三人。おしゃべりして、笑顔見せるくらい余裕。何気に飲み物手元に用意してるくらい。いや、この適応力。素晴らしすぎるね、ホントに。