第31章 勉強の成果(?)
二「…ねえ」
大「なにっ」
必死こいて台本見てるし。
てか、しりとりしながらキス…ってどういう話?ま、どーでもいいけど。社長には逆らえないからね。
二「ね、これさぁ…。何もこんな、楽屋でコソコソしなくても、別に、自分ちで彼女にやってもらえばいくない?」
大「!」
二「相手だって、ちゃんと女の子の方がいいでしょうよ」
あ、台本投げた。
大「できるわけねーだろっ?まだ…キスシーンがあることも言ってないのに!!」
二「…はぁ」
大「オンエアされるまで…ナイショなのっ!こあいからっ」
二「…はぁ…」
今時キスシーンあるくらいで怒る彼女いる?こういう仕事してるってわかってるのに。ま、大野さんはあんまその手の役やんないから…油断してんだな、きっと。お気の毒。
大「ちょっとカズ!早くここっ。いい?一回吹っ飛ばすから、その後…立って、ぎゅーってして…」
二「…吹っ飛ばす?」
大「だから、こーやってチューってしてっ」
二「…」
チューして吹っ飛ばすってどういうこと?バイオレンスなドラマ??
大「その後、見つめ合ってぎゅーってして!そいで…もっかいすんの!わかった?」
二「わかんないよ。ちょっと台本貸して?あなたの説明じゃ全然わかんないから」
大「あー、もぉっ。セリフ入んないッ」
二「俺にキレんなや」
まあ、こんな感じです。我々。
フツー…とは言わないけど
まあ
日々、こんな感じです(笑)。