第28章 青×赤
でもダメだよ。いくらなで肩でも、鎖骨がキレイでも、アレは所詮男だから。
櫻「ちょっ…待てって!落ち着けーぃッ!!」
大「あぅ」
下からクロスの顎チョップ。虚しく突き上げられた下顎のまま、フリーズしてる(笑)。
ああ、いつも以上にアゴ出てますね、大野さん。それは街歩いても気づかれないわ。
櫻「一旦、落ち着きましょう。ね。そんで考えよう」
大「ヤダ。考えたってアレだよ。結局するんだもん。だから。早くしよ。キス、しよっ」
櫻「…」
野獣か!?
相「ヤバイよリーダー、超積極的っ!」
松「新たな一面」
二「あったよ、ああいうとこ。でも…ちょっとキャラ入ってる気もするけど」
松「ん~…どっちにしても楽しい。早く姫をオトして~♪」
定点で広めに全体は撮ってる。から、それだけでもいいとは思うんだけど…。ま、途中から、別なハンディで勝手に撮影してました。ズームとかして。ドキュメンタリー撮ってるような感じね。…いや、どこにも出さないよ。
まーなんだかんだ言っても、大野さんは先輩だからね。姫が唯一上に出られない相手なんだよ。わがまま言えない。なぜなら、あっちのがわがままだから。そして手が掛かる。
櫻「ちょっ、智くんっ!待って待って」
大「待てない。待たない」
櫻「のおっ」
おー…
ついに押し倒した(笑)。
そしてそのまま、じりじり顔を近づけていく…。
って。そのまますんの?ホントに何のひねりもねえな。