第26章 姫の思いつき
相「あ。ニノ顔赤くなってる(笑)」
大「おまえ…感じてんのか!?その程度でっ?」
~~~ぅるせぇ!余計な解説入れんじゃねえっ。ビックリしてるだけだっつのっ。
松「んふふ。いい絵撮れてるよー♪」
や、違うのよ。何がって。あの翔くんが、こんなイレギュラーなことしてる、それを間近で見ちゃってることに、なんか…恥ずかしくなっちゃったんだよ!だってそんな、普段絶対やんないのにっ。せいぜいケツくらいだよ?ふざけてる空気で場を壊さないように、のってくれてもケツ揉む程度っ。それも申し訳程度!
なのに。
言っていい?耳にやらしいキスしながら、彼ね。俺の胸揉んでたから。実は。若干たどたどしい、弄ってるような感じで。あっちから見えてるかはわかんないけど…。
えーえーえー、なにっ?どうしちゃったのー??
…あ。もしや、いつも彼女にしてるパターンか?つい出ちゃったやつ?
でも…それを俺相手に、ここでこんな大っぴらに披露しちゃったの?この、翔くんが。公開されるものではないだろうけど、映像に残すような場で…。マジで?ホントに??
っていう、動揺。かな?うん。そのせい。
だから。決して、感じてたとかでは全然ないから。あの頑張ってるカンジが、何か。こっちも耐えがたかっただけ!
燃え尽きた俺らの自然消滅後、まずインタビューされたのは、当然姫の方。
松「まずさ。何で…耳にいったの?(笑)」
櫻「いや、二ノが乳首攻めてきたじゃん?『ボディもありか!』って。唇以外って流れだし、どこにしよっかなーって思ってたら、身長的に…耳に目線がいってさ。ま、ちょうどいいところにあったっていうか(笑)」
ていうか、じゃないよ。笑えないよ。こっちはマジで衝撃的だったんだから!
相「二ノ、感じてたでしょ(笑)」
二「バカ言いなさい」
大「あんなんで感じるなんて…っ」
松「さっきから、何か知んないけど不機嫌なんだよ。リーダーが(笑)」
大「もっ、信じられないっ」
二「いや、何で?何が??」
大「~~~近寄んないでっ?」
二「何なのよ!」
櫻「はっはっはっはっは!」
おまえがキレる意味がわかんないわ!