第7章 再会
「サボ君っ・・・・!どうしたの急に走ってっちゃってッ・・・!」
アヤを横抱きにして走るサボの横にようやく追いついたコアラが問う。
傷ついたアヤを覗き込んで、わぁっと声を漏らした。
「うっわ・・・美女!姫抱きが絵になりすぎる美女!」
「アヤだ。CP9にやられたらしい。」
サボは短く応えると医務室だけを見据えて走る。
コアラはへぇ~と相槌を打ったあと、少し間をおいてから飛びのいた。
「・・・・え″ッ?!アヤさんって、幼馴染って言ってた人?!」
「ああ。」
甲板で傷ついたアヤを見つけた時、心臓が止まりそうになった。
瞳は閉じていたが、長い銀髪と非の打ちどころの無い容姿ですぐにわかった。
(なんで島を出てるんだ?!ガープのおっさんにきつく言われてた筈だろ・・・!
よりにもよってCP9と鉢合わせるとか、下手したら死んでるかもしれねェ!!)
抱えたアヤを見下ろすと、強張っていたサボの表情は僅かに緩んだ。
イラついた気持ちと、アヤに会えた嬉しさに葛藤する。
医務室のベッドにアヤを横たえると、駆け寄って来た医療班が手際良く準備を始めた。
「大事な幼馴染なんだ。傷が残らないようにしてくれ・・・。頼む。」
「そ、総長・・・!それは勿論・・・!」
帽子を取ってサボが頭を下げたのを見て、医務室のメンバーとコアラはただ事では無いと顔を見合わせた。