第1章 1
「ちょっと快斗…!何入ってきて…んっ」
私が言葉を紡ぐより早く、快斗は私の背中に唇を落とした。
「ちょ……だめ……ん……」
抵抗しようとするも、快斗の力にはかなわず、快斗の行動はどんどんエスカレートする。
片方の手を下に伸ばし片方で胸をもむ状態になると、快斗がやっと口を開いた。
「こっち向いて」
「なっ……んっ」
その声に振り向くと、深く口付けをされる。快斗の下にある手は水着をずらして直接私の秘部に触れた。
くちゅ
「んっ」
「なんでこんな濡れてんの?もしかしてこういう事されんの期待してた?」
「ちがっ……あっ……」
「その可愛い声もっと聞きたいけど、あんま出すと店の人に気づかれるぞ」
快斗は指を中に入れながらキスをした。
ぐちゅぐちゅ
こんな、されたら声なんか我慢できるわけ……
「んっ……ふ………」
快斗は口を離すことなく、手を激しくする。
ぐちゅぐちゅ、ぐちゅぐちゅ、ぐちゅぐちゅ、ぐちゅぐちゅ
「ん…………っ…………」
やだ…ダメこんなとこで……
頭でどんなに抗っても体は正直で私はもう限界を迎えそうだった。それに気づいた快斗がさらに手を早め、私は快斗にもたれ掛かる形になりながらその快感に悶えた。
ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ
「んんん!………っ………」
あ、………ダメもう……
「んっ!!!!」
頭が真っ白になるのと同時に私はイってしまった。それを見た快斗が口を離し、私の顔を見る。
「可愛すぎ……」
「………///」
私はその場からすぐには動けず、快斗に体を預けたままの状態になる。そして、少しすると快斗が水着の値札をとって更衣室から出た。
「会計しとくから着替えとけよ?これ以上汚せねぇだろ?」
なんて意地悪を言うのだろう。誰のせいで汚れる状況になったと思って………
そんな軽口をたたきたい反面、まだ気だるさがあり、私は口を開けなかった。体がやっと普通になってきて、着替えて出ると、快斗が私の持っていた水着を取り上げお店の袋に入れる。
「帰るぞ」
「あ、お金」
「ん?あぁ、いいよ」
「良くないでしょ、いくらだったの?」
「しらねー」
「バカ…」
「いいだろ?似合う水着が見つかったんだから」