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【名探偵コナン】君に惹かれて

第1章 1


「快斗…………んっ…………ぁ」


「やべぇ……止まんねぇ……」


そう言う海斗の手が下着にかかった。


「あっ…………やっ…………」


くちゅ


「んんっ………………!」


指が濡れているところに触れるだけで体が跳ねる。くちゅくちゅと卑猥な音が部屋に響いた。


「すげぇ音」


「や…………ぁ……」


「そんなに気持ちいんだ?」


「ちが…………や…………ぁん」


「なぁ、ゆいって処女?」


ピクッ


快斗の言葉に火照っていた体が覚めていくようだった。


「…………」


「え……何その反応、もしかしてちがうわけ?」


「…………」


そっぽを向いて答えない私に痺れを切らした快斗は一気に指を中に突っ込んだ。


ぐちゅっ!


「んんっ!!」


ぐちゅぐちゅ


激しく指を掻き回され頭が真っ白になる。


「誰とだよ、まさか白馬とじゃないよな?」


「あっ……あっ……んっ……ふぁ……やぁ……はっ…」


「答えろよ、ゆい」


「やっ……………かいとぉ……んっ」


また口を塞がれそのあいだも快斗の指は激しく音を立てる。


「んっ…………んんっ…………んふっ…………」


やばい…………もう…………


「イきそう?」


「…………ぁ…………ちがっ…………」


「イけよ」


「んんっ………………!」


快斗の低く甘い囁きに私の体は限界に達した。


「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」


精一杯呼吸を整えて快斗をみると、私を見下ろしている快斗が私に顔を近づける。


「可愛すぎ…………」


「…………////」


快斗は私の体を起こすと見つめあった。そしてキスをする。


「んっ」


それはさっきまでとは違う優しく包み込むようなキス。一度顔を離し私が快斗の頬に触れ、顔を近づけようとすると――――


チリリリリリ


防犯ベルのようなものが部屋中にひびき渡った。


「おっと、そろそろ行かなきゃだな」


「私は、会場に戻るわ」


私はまだ十分に力の入らない足でふらっと立ち上がり快斗の後を追ってドアの前にきた。振り向いたかいとは名残惜しそうに私を見る。


「…………っ…………早く行きなさいよ……」


「あぁ、またな」


ドアを開けると快斗は行ってしまった。快斗がいなくなったことに寂しさを感じている自分に少し腹が立つ。
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