第2章 赤司くんを見に行こう
「答えてくれないと…あたしが困るの…」
めっちゃちっい声で言ったのに、赤司くんは答えてくれた。
答えが憎たらしいけど!
赤司「……友佳子が俺を好きになったら教えてやろう」
「なっ!?ずるいっ!!」
赤司「なるべく早く頼むよ。…………俺が我慢できる間にね」
その瞬間、あたしの胸が1回だけ大きく飛び跳ねた。
赤司くんはずるい。
いつもあたしより大人なんだもん…
「年下のくせにっ!」
赤司「冬になれば俺も15になるから、同い年になるけど…」
「そういう問題じゃねぇぇっ!!」
赤司くんは笑ってた。妬ましいくらいに…
…少しは信用してもいいのかな?