第5章 ♡王子様のお姫様
『ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい.........!』
「...........あ、あの...もう、分かりましたから...!」
ーーーあのあと......
陽葵のビンタが頬に直撃した瞬間、
朝日の顔色がサァッ...と変わり
すぐに正座...からの、
必死に土下座で謝ること数分が経過していた。
『ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい......!』
「......だから、もう大丈夫ですから...!
あの、も...顔をあげてください...!」
『で、でも...!
僕は、僕はなんてことを......!
天使で女神な陽葵さんが手をあげるなんて...本当に、本当に嫌だったんですね...。
もう、もう僕...死んで詫びるしか...!』
「まってまって!死なないで!
お願いだから、落ち着いてください...!」
陽葵は、床についた朝日の頭を
手でどうにか持ち上げる。
「...はぁっ......もう、本当にいいですから。
私も気にしてませんから。
だから、もう、謝らないでください...。」
『で、でもっ...』